79: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:01:50.12 ID:5Y2de4vS0
「だって、亜美はけっこーいい感じじゃん。同じよーなキャラなのに」
「それは……」
80: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:02:17.34 ID:5Y2de4vS0
その傍には、そっぽ向いてプンプンしてるいおりんと、ぽやーっとしてるあずさお姉ちゃん。
「りゅーぐーこまち組んでから、ぐいぐい行ってるねー」
81: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:02:46.44 ID:5Y2de4vS0
「ほら、真美。こっち来い」
「……うん」
82: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:03:12.96 ID:5Y2de4vS0
「……兄ちゃん」
「なんだ」
83: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:03:40.03 ID:5Y2de4vS0
それからも真美、まずは亜美に追い付こうって、必死に頑張ったよ。
でも、追い付くどころか、亜美はどんどん先に行っちゃう。
84: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:04:10.20 ID:5Y2de4vS0
「おい、真美。今日のレッスンはこれくらいにしておかないと」
「……ううん、まだ足りないよ」
85: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:04:40.46 ID:5Y2de4vS0
――。
86: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:05:14.42 ID:5Y2de4vS0
「……ぅぁ」
「もー、頭押さえて辛そうじゃない。無理するんじゃないの」
87: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:05:47.96 ID:5Y2de4vS0
「うー、さぶ……」
いつの間にか冬が来て、すっかり寒くなっちゃった。
88: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:06:21.39 ID:5Y2de4vS0
がちゃり。
昼間は誰もいない部屋の、玄関の鍵を開ける。
89: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:06:49.72 ID:5Y2de4vS0
真美じゃ、ダメなのかな。
真美じゃ、兄ちゃんと一緒にいられないのかな。
462Res/282.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20