真美「ベランダ一歩、お隣さん」
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62: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/17(月) 23:12:17.90 ID:MwWLOLhm0

「……なんか心配して損したかも」

「は? 心配?」


真美がぼそっと呟いたら、いおりんこと伊織さんが不思議そうな顔をした。


「うん。兄ちゃん、女ばっかりのかんきょーで、陰湿なイジメを受けたりしてないかなーって思ってて……」

「はぁ? よりにもよって、この事務所で陰湿ないじめぇ??」


そう言ってからしばらく考え込んだら、いおりんは何かを閃いたみたい。

その顔、真美と亜美もよくしてるよね。

ニヤニヤしながら真美に耳打ちした。


「アイツのことなら、この伊織ちゃんがたっぷりといじめてあげてるわよ……?」

「ふーん、じゃあいじめてみてよ」

「えっ!? ええと……ば、馬鹿プロデューサー、オレンジジュース持ってきなさい!」

「は? 伊織ちゃん、もう飲んだでしょ」

「きーーーっ! 誰がおばあちゃんよ!」


兄ちゃんの呆れた返事のせいで、いおりんの野望はもろくも崩れ去ったのであった……。

めでたしめでたし。



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