428:>>427誤字修正[saga]
2019/06/25(火) 00:32:53.20 ID:wZZZEODD0
あれから私は、世間には秘密裏に、兄ちゃんと恋人になって。
事務所のみんなは知ってるけど。
429: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/25(火) 00:33:27.36 ID:wZZZEODD0
「真美、作業は進んでるのか?」
「うん、今は小休止」
430: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/25(火) 00:34:07.86 ID:wZZZEODD0
「このベランダにもお世話になったなあ」
「ね。思い出の中にはいっつも、どこかにこのベランダがいるんだよ」
431: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/25(火) 00:34:45.98 ID:wZZZEODD0
生まれ育った部屋ともお別れ。
そういえば、兄ちゃんはいつからこの部屋に住んでたんだろ?
432: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/25(火) 00:37:03.06 ID:wZZZEODD0
「でもアイドル、本当に辞めてよかったのか?」
「こーゆーことになったし、ケジメつけんことにはおさまりつかんですよ」
433: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/25(火) 00:38:28.20 ID:wZZZEODD0
「ぬぉあーー! シャリシャリくんだーーー!!!」
「そういうとこはまだちょっとお子さまだな」
434: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/25(火) 00:38:55.93 ID:wZZZEODD0
「こらああああ亜美にばっか働かせていちゃいちゃすんなあああああああ!!!!」
「ひゃいっ!!!」
435: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/25(火) 00:43:05.06 ID:wZZZEODD0
そんなこんなで、ギリギリで荷造りを終えた途端、ちょうどやってきた引っ越し屋さん。
荷物を運び出してもらってる間、白い原液を薄めて飲むアレを飲みながら三人でだべってた。
436: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/25(火) 00:45:33.03 ID:wZZZEODD0
「そろそろ一人暮らししてみてもいいんじゃないか?」
「兄ちゃんがそれ言うのズルくない!? 亜美だって二人がいいよー!」
437: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/25(火) 00:46:59.38 ID:wZZZEODD0
まぁここまででバレバレだと思うけどさ。
私と兄ちゃん、同棲することにしたんだ。
438: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/25(火) 00:47:55.60 ID:wZZZEODD0
そもそも恋人になった時点でさ、勿論、パパとママにも報告したよ。
二人とも私の気持ちは気付いてたからさ、ようやくか!って泣いちゃってさ。
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