281: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:45:53.53 ID:F7aS3gER0
そんな感じで和やかに進んでたけれども。
確認がひと段落ついた時、不意に言われた。
282: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:46:22.86 ID:F7aS3gER0
「さて、これで搬入物の確認は大丈夫でしょう。何かお手伝いすることは?」
「ありがとね、お姫ちん。あとは歌詞のチェックしようと思ってたくらいだから、だいじょぶだよー」
283: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:46:51.16 ID:F7aS3gER0
今回は兄ちゃんが決めたわけじゃなくて、社長の知り合いから貰った曲らしい。
トレーナーさん伝手に聞いたんだけど。
284: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:47:20.14 ID:F7aS3gER0
とんとん。
楽屋のドアが、小さくノックされる。
285: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:47:45.57 ID:F7aS3gER0
「やっぱり元気がないな」
「ううん、そんなことないもん」
286: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:48:12.12 ID:F7aS3gER0
ステージに駆けこもうとしたとき、誰かとぶつかりそうになった。
「わわっ!?」
287: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:48:42.90 ID:F7aS3gER0
「初めてのソロライブだからって羽目をはずしてはダメよ」
「千早お姉ちゃんはお堅いですなぁ。やよいっちには甘いのに」
288: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:49:09.51 ID:F7aS3gER0
「真美、また無理してない?」
はるるんが、真美の顔を覗き込みながら呟いた。
289: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:49:37.90 ID:F7aS3gER0
一瞬の沈黙の後、スタッフさんが真美を呼ぶ声がした。
準備、出来たみたい。
290: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:50:15.15 ID:F7aS3gER0
音出しは特にトラブルもなくおしまい。
リハーサルは昨日、入念にやったからね。
291: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:50:45.85 ID:F7aS3gER0
そして、オープニングBGMが鳴り響く中。
「それじゃあ、暴れてこい!」
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