202: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 21:55:34.81 ID:l0zubfjX0
「遊べるわけでもないのに、なんで事務所に残ってるんだ」
「真美は、兄ちゃんと同じ空間にいるだけで幸せなの」
「うぐ」
雑誌を読みながらのんびり答えると、なんかダメージ受けたよーな声が聞こえた。
兄ちゃん、割と弱い。
しばらくウンウン唸ってから、いきなりガタンと立ち上がった。
ちょっとびっくりした。
「……今日はダメだ、作業が進まん。飯食って帰ろう」
「おー!」
よっしゃー! 兄ちゃんの奢りだー!
「北京ダック!」
「それは小鳥さんに頼め」
窓の鍵に戸締りよーし!
では行こうではないか、兄ちゃんクン!
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