181: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:16:23.71 ID:l0zubfjX0
「返事はいらないよ、兄ちゃん」
「でも、お前……」
182: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:16:54.68 ID:l0zubfjX0
「兄ちゃん、真美のこと好き?」
「……んんっ!?」
183: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:17:32.87 ID:l0zubfjX0
月明かりを背に、兄ちゃんの前で両手を広げる。
184: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:18:08.29 ID:l0zubfjX0
すっごく自然に、笑みがこぼれた。
えっへん。
185: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:18:40.99 ID:l0zubfjX0
「ずっと、待ってるさ」
186: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:19:07.70 ID:l0zubfjX0
兄ちゃんにとってまだ真美は、恋愛とか、そーゆー相手じゃない。
それは真美が一番分かってる。
187: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:19:48.27 ID:l0zubfjX0
ベランダに吹く風が、少し穏やかになった。
「ああ、そうだ」
188: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:20:20.57 ID:l0zubfjX0
兄ちゃんと二人で座って、夜風に当たりながら空を見る。
お互いに無言になって、とっても静か。
189: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:20:49.71 ID:l0zubfjX0
「何考えてたの?」
「……秘密」
190: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:21:23.09 ID:l0zubfjX0
この幸せは、いつまで続くかな。
ちょっとの間だけ?
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