26: ◆DbvMVEE3z2[sage saga]
2019/06/16(日) 00:35:31.93 ID:RAUxaTtJ0
――あこがれ。
偶像は、あこがれ。
アイドルは誰かの憧れ。誰かのなりたい姿。
私の憧れは、あの日からずっと変わらずに大和撫子だった。
だから私のとってのアイドルは――。
あれ、どうしよう。
この感情を、私は知っている。
一度だって忘れたことはない、あの日の胸の高鳴りと同じ。
鼓動が速い。全身が熱い。動き出したくてたまらない。
抑えきれないこの衝動が、私の中にふつふつと湧いて踊って。
片隅のどこかにあった不安を見つけられないほどに心が騒いでいる。
私がここにいる理由は。
大和撫子になりたいから。
この花を咲かせたいから。
41Res/36.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20