【たぬき】高垣楓「迷子のクロと歌わないカナリヤのビート」
↓
1-
覧
板
20
76
:
◆DAC.3Z2hLk
[sage saga]
2019/06/18(火) 22:57:34.87 ID:BLRBsoCc0
その青い瞳がこちらを向いて、ようやく俺の存在に気付いたようだった。
「……そちらの方は……?」
「クロさんといいます。このところ、よくお酒をご一緒してもらってるんですよ」
「そうでしたか……。初めまして……本来は叔父の古書店ですが、不在ですので、私が代理に立っています」
「ああ、これはどうもご丁寧に」
お互いに、ぺこー。
なるほど古本はフリーマーケットの定番。
しかしこの規模となると、本業として表に店を持っていてもおかしくない。
と、見ている前で古本屋さんはなにやらそわそわしだした。
「……クロさんは……このところ、夢はご覧になられますか?」
「え? ああ……ええと。いや、最近はとんとご無沙汰かな」
嘘だ。
近頃、よく悪い夢を見る。
昔のことを思い出すことが多いからだろう。忘れるよう努めていても、寝ている間の無意識はどうしようもない。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
328Res/204.86 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
【たぬき】高垣楓「迷子のクロと歌わないカナリヤのビート」-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1560440032/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice