【たぬき】高垣楓「迷子のクロと歌わないカナリヤのビート」
1- 20
63: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/15(土) 00:40:42.88 ID:xNFFfoZD0

  ◆◆◆◆


「この間はごめんなさい。私ったら、羽目を外しすぎたみたいで……」

 次に会う時、高垣さんは見ていて気の毒になるくらいしょんぼりしていた。
 かなり珍しいものを見た気がする。

「いえ、いいんですよ別に。まあ、あんなこともあるかなとは」

 だいぶ苦しい。あんなことそうそうあってたまるかという話だ。
 とはいっても、彼女がこうだと調子が狂うのはこっちだ。
 気にしていないのは本当なんだし。むしろ楽しかったくらいで。

 なんとかフォローできまいか……そうだ。

「それじゃあ、また新しい店を教えてくださいよ」
「新しいお店……」
「そうそう。また別のおいしいところを紹介してもらうことで、チャラ。どうです?」

 実際あの串焼き屋はものすごい掘り出し物だったので、高垣さんならもっと色んなところを知っているのではないかとの期待もある。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
328Res/204.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice