【たぬき】高垣楓「迷子のクロと歌わないカナリヤのビート」
↓
1-
覧
板
20
313
:
◆DAC.3Z2hLk
[sage saga]
2019/09/05(木) 01:34:15.29 ID:9I+qLSeE0
「Pさ――」
ふらっ――
「……! 高垣さん!」
咄嗟に、よろけた体を受け止める。
彼女の体は熱かった。
汗ばむ肌に、熱を帯びた息。けれど辛そうではない、むしろ力強い息吹を感じさせる。
高垣さんの全身に、まだステージの残響が染み渡っている。
今の彼女は、神でも仏でもない。
走り出したばかりの、ただの新人アイドルだ。
「高垣さん。……楓さん」
「……歌、が」
「はい」
「楽しかったんです。みんな、笑っていて。私も……姉さんも」
「はい」
「私……ここに、いたいと思えました。ねえ……『プロデューサー』」
俺の腕の中で、楓さんが顔を上げる。汗で額に張り付いた汗が生々しい。
互い違いの色の瞳が、どちらも眩しいほどに輝いていて。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
328Res/204.86 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
【たぬき】高垣楓「迷子のクロと歌わないカナリヤのビート」-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1560440032/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice