【たぬき】高垣楓「迷子のクロと歌わないカナリヤのビート」
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113: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 00:22:27.43 ID:XbZcdmSM0

  ◆◆◆◆


 モデル部門の高垣楓を、一時アーティスト部門で活動させる。
以下略 AAS



114: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 00:24:32.83 ID:XbZcdmSM0

 あなたは、ただのモデルに甘んじていていい人ではない。
 その歌を広く世間に知らしめるべきだ。
 一過性の、一山いくらの芸能人なんか目じゃない。間違いなくショービズの歴史に深い爪痕を残せる。

以下略 AAS



115: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 00:29:46.54 ID:XbZcdmSM0



 すべて聞き届け、にっこり笑って答える。

以下略 AAS



116: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 00:30:33.65 ID:XbZcdmSM0

  ◆◆◆◆


「……お〜〜いPよぉ。なぁに辛気くせぇツラしてんだお前よぉ」
以下略 AAS



117: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 00:37:12.99 ID:XbZcdmSM0

 言い訳無用の有様に、言った方がむしろ恐る恐る、

「…………え〜とあの、図星スか? マジのやつ?」
「タクさん、今のはマズかったって……! オレも一緒に謝るからほら……!」
以下略 AAS



118: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 00:45:40.69 ID:XbZcdmSM0

 金? 金は問題ない。これほど良い儲け話も無い。
 実力への不安など言うも愚か。あんなに綺麗な歌声は今まで聞いたこともないんだ。
 一体、何が嫌だったのか――――

以下略 AAS



119: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 00:51:31.28 ID:XbZcdmSM0

「聞いてみないと……」
「ん? お? 何を?」
「なあPさんさ、あんま引きずるもんじゃないって。な? ほらオレたちも付き合うからさ」
「おーそうだそうだこの後吉原行こうぜ吉原、俺様が奢ってや……おい聞いてんのか? ……あ、寝てる」
以下略 AAS



120: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 00:58:32.33 ID:XbZcdmSM0

  ◆◆◆◆


 高垣さんとはあれ以来会っていない。
以下略 AAS



121: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 00:59:48.02 ID:XbZcdmSM0

「…………見つかんねぇ!!」

 というか、いつどこでどれくらい行われているのか。
 そんなことさえも知らないままだったのだ。
以下略 AAS



122: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 01:00:22.36 ID:XbZcdmSM0

 聞き覚えのある声に、振り返る。
 街灯に照らされた道の向こう、買い物袋を提げた女性が立っている。

 その姿に見覚えがあった。想起されるのは、酔っ払いの頭にもくっきり残った、かぐわしいコーヒーの香り。
以下略 AAS



123: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/06/28(金) 01:01:16.50 ID:XbZcdmSM0
一旦切ります。
ちょっと引っ越し等色々あって更新滞っておりました。すみません。
ぼちぼち再開していきたいです。


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