90: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/10/17(木) 11:49:07.53 ID:eH8hmcZZo
このみは鳴り止まない鼓動を左手で感じながら、その印に自身の足を合わせた。
その場所は、何時でも背中を支えていてくれるような、不思議な心地良さがあった。
このみは目を閉じてゆっくりと深呼吸をした。
物音一つ聞こえないほどの静けさの中で、このみの身体には自身の呼吸音と鼓動だけが響いていた。
落ち着く様子のない高鳴る鼓動に、其処にある景色を早く見たいと突き動かされ、このみは目を開けた。
321Res/210.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20