46: ◆Kg/mN/l4wC1M
2019/08/15(木) 21:02:00.69 ID:An8umD0so
「あの子は……。モニカは、『いまの桃子だから』演じられたと思ってる。」
「シンシアさんも、きっとそうなんだ、って。あのとき見てて思った。」
「桃子ちゃん……。」
「だから……。『このみさん』だからできる『娘』が。きっとあると思うの。」
「子役」から「アイドル」になって、桃子は色々なものを知った。
楽しいことも、悔しいことも、本気で叱られたことだってあった。
桃子自身も言葉にできないような変化であったが、それらが自身の演技に大きな影響を与えていることに、あるとき桃子は気がついた。
自身の過去、経験、そのひとつひとつが、いまの周防桃子に繋がっているんだ、と。
そう胸を張って言える日がいつか来るような、桃子はそんな予感めいたものを今では感じていた。
321Res/210.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20