225:(4) ◆Kg/mN/l4wC1M
2020/06/11(木) 22:04:33.75 ID:E/BVepxA0
莉緒に続いて、このみもクッキーを手に取って、口に運んだ。
ココアのほんのりと甘い香りが広がって、疲れた体を癒してくれるような気がした。
「ん〜。美味しい!」
「本当ね。でも、ココアだけじゃなくて……何かしら?」
ココアの裏で、微かに香ってくる風味があった。
このみはその正体が何かを特定できずにいたが、春香がクッキーを食べたあとこう答えた。
「これは多分……メープルですね。普通のバタークッキーとかにはよく入れたりするんですけど、これは隠し味っぽく、ちょっとだけ入れてあるんだと思います。」
「なるほど……。さすが春香ちゃんね。」
321Res/210.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20