201: ◆Kg/mN/l4wC1M
2020/05/08(金) 22:20:38.26 ID:9DhA16vx0
声を詰まらせながら、このみは自問するようにそう呟いた。
ただ、このみはその答えが何であるかを既に知っていた。
知っていたから、涙が溢れて止まらなかった。
「その、このみさん……っ。良かったら、これを……。」
このみは、伏せた頭越しに彼の声を聞いた。
自分の滲んだ視界にあてられたのか、このみにはその声は、どこかくぐもって聞こえた。
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