196: ◆Kg/mN/l4wC1M
2020/05/08(金) 22:16:35.16 ID:9DhA16vx0
このみはもう、彼のその言葉の先に何があるかを知っていた。
逸る気持ちに胸が高鳴ることを自覚しながら、このみは彼を見て、確かめるように呟いた。
「そ、それって……。」
彼はただ頷いて、言葉を続けた。
「確かに、このみさんがしばらくアイドル活動できなくなることで、
ファンの人たちには、寂しく感じさせてしまうかもしれません。
……それでも、またこの劇場の舞台であなたに会える日が来る、って分かっているから。
それだけできっと大丈夫です。」
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