6:名無しNIPPER[saga]
2019/06/06(木) 22:55:37.28 ID:vB+A+MHjo
ありす「続いて内容は・・・」ペラッ
桃華「あら?この本、装丁のわりにページ数が少なすぎませんこと?」
ありす「え、えぇ・・・厚みからして30ページはあるかと思ってましたが、絵本のように一枚一枚が分厚いだけでたった3ページしかありません」
ありす「しかも洋書と見せかけて中身は日本語ときましたか・・・」
桃華「ドイツ語に英語に日本語・・・なんともちぐはぐな・・・」
ありす「では読んでみましょうか」
『傷付いた悪姫たちの絢爛なる宴は為されり
其を祝して各々の黄金を持ち寄り
時駆ける方舟に封印せり
方舟の行方、忘却の彼方に追いやられようとも
この書の導きのもと、悪姫たちは再び集うであろう』
ありす「え〜〜っと、意味はほとんどわかりませんが、持ち主は見当がつきました」
桃華「き、奇遇ですわね・・・私もです」
桃華「持ち主というよりは創造主、といったほうが適切かもしれませんが」
ありす「ええ、さすがにこれが既製品とは考えにくいですから、彼女の自作か特注品でしょうね・・・」
ありす「では創造主の答え合わせをしてみましょうか」
ありす「せーの」
ありもも『神崎蘭子さん』
ありす「ですよね」
桃華「ですわね」
ありす「一応、次のページも確認しておきましょうか・・・」
『黄金郷への道を以下に示す
美しき城に並び立つ偶像たちの仮宿
隠されし庭園に方舟は在り
金剛石の輝きが封印の地を照らすであろう』
ありす「やっぱり詳しい意味はわかりませんが・・・雰囲気からして宝物の隠し場所、という感じですね」
桃華「私もそう感じましたわ」
?「へぇ〜お宝の隠し場所?面白そうじゃない!」
ありす「あ、貴女は!?」
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