125: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/06/05(水) 21:27:59.02 ID:QekJgiX40
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売人「……ここは」
女「私たちが初めて会ったところ」
売人「なんだか懐かしいね。君と出会ったのが遠い昔のような気がするよ」
女「私も」
女「まさかあなたが接触してくるとは思わなかったけどね」
売人「はは。僕も驚いたよ。……君が最初から僕たちのことを知っていたなんてさ」
女「……」
売人「あの時はびっくりしたんだよ?一瞬あの子の差し金なんじゃないかと疑った」
売人「でも違った。君は僕の目的も知っていたのに、それからも変わりなく僕と接してくれたね。」
売人「……はじめは、君を利用するつもりだった。あの子には厄介なボディガードが付いていたからね、迂闊なことをするわけにはいかない。あの子と近い距離にいた君が丁度よかったんだ」
売人「──彼らと同じ、ボーカロイドという共通点を持った君がね」
売人「でも君と話をしていくうちに、いつの間にか君のことをもっと知りたいと思うようになっていった」
売人「この世界を壊すためだけに作られた僕が、どんどん書き換えられていく気分だったよ。…不思議と嫌じゃなかったけどね」
女「……」
売人「やっぱり、君は特別な存在さ。この世界にとっても……僕にとっても」
売人「君と出会えてよかった」
売人「僕に──幸せという感情を教えてくれてありがとう」ニコ
女「………」
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