【SW】ジェダイ「私を…弟子に、してください…」【オリキャラ】
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7:名無しNIPPER[saga]
2019/06/04(火) 19:30:00.48 ID:WeM7ymwC0

 マクシャリスは薄っぺらな謝罪を重ね、手で窓を示す。

 
マクシャリス「今の私に出来ることと言えば、この眺望のあるスイートルームを提供することくらいです」

ミコア「眺望?よくおっしゃること、雨やら何やらでほとんど見えませんよ」


 王女は相手の言葉を鼻で笑う。
実際窓の外は酸性雨とスモッグで霞み、ほとんど真っ白だった。


マクシャリス「いえ、これがこの星で最高の眺めですよ。年に何度か晴れますが、見えるのはスラムばかりですからね」

ミコア「見えないほうがマシだとでも?」

マクシャリス「ええ。鉄屑をぶちまけたような風景が雑然と、漠然と、地平線まで続く――すでにお察しかもしれませんが、この星はすでに『死んで』います」

マクシャリス「風は毒、雨も毒。そんな中に住む人はと言えば、狂った流れ者と、ねじ曲がった原住民だけ」

ミコア「だがそんな汚れた場所だからこそ、お前たちも帝国から隠れることができるのだろう?猫から逃げ回るネズミのように」

スターバル「!?貴様ッ!我々をネズミなどと――」

マクシャリス「これは痛いところを突かれましたな。その通りです」


 マクシャリスはミコアの言葉をあっさりと肯定した。
鼻白むスターバルをよそに、ですが、と話を続ける。


マクシャリス「このような死んだ星に長く留まっては、分離主義運動そのものが遅滞する。ましてやその支配の利権に胡坐をかいて進歩を拒絶するような輩は――」


 その時コムリンクがコール音を鳴らし、彼の話を遮った。
マクシャリスは発信者名を確認して笑みを漏らす。


マクシャリス「おや、噂をすればなんとやら……」



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