【SW】ジェダイ「私を…弟子に、してください…」【オリキャラ】
1- 20
6:名無しNIPPER[saga]
2019/06/04(火) 19:28:15.66 ID:WeM7ymwC0

 一方、遠く離れたQC宙域の惑星クマモッテ……その首都、ヒュガー。
しとしとと降り続く雨の向こうから、その街並みを見下すものがある。
QC宙域における分離主義者残党の本拠地、キャッスル・クマモッテ。
その黒々とした建造物のサイズ感は城というより山に近く、うずくまった怪獣のような威圧感をもって城下を睥睨していた。


マクシャリス「失礼します、マクシャリスです」スタスタ

スターバル「スターバルもおりますぞ。姫殿下はいらっしゃるかな?」ズカズカ


 その一室に、白い軍服を着た青年とカリーシュの男が入室する。
窓の傍で椅子に座っていた少女は眉を顰め、嫌味に返す。


ミコア「いらっしゃるに決まっているでしょう、閉じ込められているのですから。愚鈍をアピールしないでくださる?」


 その胸元で緑色のホロクロンがきらりと光った。
ミコア・ロト・ヤマタイト――銀河帝国の庇護を得てQC宙域を支配するヤマタイト王国の最高指導者、執政官である。
惑星クイナワ上空での遭難以来公には行方不明となっていた彼女は、心通わせた反乱同盟軍の面々と引き離され護送される途上で分離主義者に捕らわれ、軟禁の憂き目に遭っていた。
スターバルは露骨に機嫌を損ねる。


スターバル「チッ……お元気か、かともお聞きしようとしたが不要らしいですな。憎たらしいほど元気でいらっしゃる!いや、呑気かな。敵中でよくもまあ――」

マクシャリス「スターバル、お前の本分は接待ではないだろう。無理に喋らずともよい……不自由を強いていることは心から申し訳なく思います、ミコア姫」


 マクシャリスは部下を黙らせたあとミコアに謝罪し、テーブルを挟んだ向かいの椅子に腰かけた。
慇懃で物腰柔らかな態度を取っているが、この青年こそが彼女を捕えている悪の親玉。
ドゥークー伯爵の甥にして残党の取りまとめ役、マクシャリス・セレノーラント・ドゥークーである。


ミコア「ふん、本当に申し訳なく思うなら私を解放するがよい」

マクシャリス「それが、そういうわけにはいかないのです。こちらにも事情がありまして。本当に申し訳ない」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
250Res/255.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice