41: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/05/31(金) 22:41:00.91 ID:kcSV+mvpO
苦笑している周子の肩を遠ざけようと、ぐうっと押し返す。すると彼女はふざけたように矯声を上げた。
「やーん、いけずぅー♪」
「何だ? 今日はやけにベタベタしてくるなぁ」
「えー、そうかな。まぁでもそういう時は黙って受け入れてあげるのが、男の器量じゃないー?」
「そういうのは俺じゃなく、将来周子が結婚するような良い男に期待しとけ」
「あたし、Pさんがええけどなぁ」
さらりと放つ周子の言葉に、息を呑んだ。
──本当に、自分の単純さが嫌になる。
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