39:名無しNIPPER[saga]
2019/05/28(火) 15:29:47.66 ID:VZdRWGZA0
『全艦、第一種戦闘配置!初号機保護を最優先』
艦内に響き渡るミサトのアナウンス。アスカは長い廊下を走りながら無線でマリと通信を交わす。
「8号機!もう行けるでしょ!」
「もちのろ〜ん!今やってるよぉ姫。それより、わんこ君どうだった?おとなしくお座りしてたぁ?」
マリは、コックピットの座席に脚を組んだ姿勢で深く座りながら、宙に浮かぶデジタルスクリーンを操作して、慣れた手つきでセットアップを進めて行く。
「何も変わらず。寝癖で馬鹿な顔してた」
「その顔、見にいったんじゃにゃいのぉ〜?」
マリは悪戯好きの子供のようにニンマリと笑みを浮かべる。
「違う!殴りに行っただけ!これでスッキリした!」
アスカは、迷いのない姿勢で真っ直ぐの廊下を駆けて行った。
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