【デレマス(デレステ)】黒埼ちとせ「私の望みは――」
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42:名無しNIPPER[saga]
2019/05/31(金) 21:45:50.91 ID:cjI1PaeA0
ちとせ「あ、あれ白雪先生じゃない?」

千夜「お父さん?」

ちとせ「ほら、中庭あるいてる人」

千夜「うん、お父さんだ」

ちとせ「なんだか、難しい顔してるね」

千夜「研究のこと考えてるんだよ、きっと」

ちとせ「大変なお仕事……だもんね。そのおかげで、私はこうして生きていられるわけだけど」

ちとせ「千夜ちゃんのお父さんは優秀だね」

千夜「私もそう思う。小さい頃からお父さんにあこがれてた」

千夜「私がお父さんを褒めると、かならずお父さんは謙遜するんだ」

千夜「自分は偉くなんかない。自分より優秀な人がいるからこそこうして食べていけてるって」

ちとせ「白雪先生よりも優秀な人?」

千夜「お父さんの研究の土台は、お父さんよりもずっと若い人が作ったって聞いた。お父さんも、その人は天才だ、ギフテッドなんだ……って」

ちとせ「へぇ、世の中上には上がいるんだね」

千夜「うん……でも、お父さんの謙遜する姿勢は好きだけど、そのときの複雑そうな表情は、あんまり好きじゃないかな」

ちとせ「プライドってのがあるんだろうね」

千夜「……」

ちとせ「あの研究所のなかでは、多くの人が努力してるんだよね」

ちとせ「その努力があり、私のいのちが続いて、こうして千夜ちゃんとお話できてる」

ちとせ「不思議な縁ね」

千夜「……あれ、ちとせちゃん、今日って検査の日じゃなかったっけ」

ちとせ「あっ、そうだ。忘れるところだった」

千夜「また研究所の人に怒られちゃうよ……」

ちとせ「そうだね、今から行けば、セーフかな」

千夜「いってらっしゃい。ここで少し勉強したら、今日は帰るね」

ちとせ「うん、それじゃ、またね」


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