【デレマス(デレステ)】黒埼ちとせ「私の望みは――」
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102:名無しNIPPER[saga]
2019/08/13(火) 01:27:55.39 ID:dE10EQKmO
1ヵ月後、夕方、都内某所、レストラン個室

Pの予想するちとせの死まで10ヶ月


P「悪いな、千夜。付き合わせてしまって」

千夜「構いません。お嬢さまは今日と明日に検査入院で家にいらっしゃいませんし、お前が夕餉をおごってくれるというなら、楽でいいというもの」

P「そうか、ありがとうな」

P「いろいろ聞きたいことがあるんだ。ちとせが休養のために家にいる日も増えてきたからな」

P「ちとせの様子は、どうだ」

千夜「……正直、芳しくありません」

千夜「もう気づいているかもしれませんが、お嬢さまは痩せてきています」

P「……ああ、いまはモデルの仕事がメインだから誤魔化しがきくがな」

千夜「食欲が、ないそうで。私の作る食事もあまり喉を通らないらしく」

千夜「それでも、お嬢さまは言うんです――」


ちとせ『ごめん、ね……。せっかく、千夜ちゃんが私のために作ってくれているのに』

ちとせ『食べたいの……それは本当よ? でも、身体が受け付けてくれないというか……』

千夜『無理して食べる必要はありません。ただ、栄養をとるためにも、何も食べないというわけにはいかないのです』

ちとせ『ええ、わかっているわ』パクッ

ちとせ モグモグ

ちとせ モグモグ

ちとせ モグ...

ちとせ『……』

ちとせ『……』

千夜『? どうかなさいましたか』

ちとせ『っ……ぅぅっ……』ポロポロ

千夜『お、お嬢さま?!』

ちとせ『ごめん……ごめんね……』ポロポロ

ちとせ『飲み込め……ない、の……』ポロポロ

千夜『もう食べるのはやめにしましょう。医者に点滴を提案してきますから』

千夜『はい、ここに出しちゃってください』

ちとせ『……ペッ』

ちとせ『ううっ……うううああああん』


千夜「あの強く高潔だったお嬢さまが、今では相当弱ってしまっているようです」

P「そんなことが……」


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