ダイヤ「それは押し花の様に」
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3:名無しNIPPER
2019/05/25(土) 23:38:16.72 ID:9lPtmwgdO
車窓の外に流れる商店街は、私の持っていた記憶と所々変化していた

一本のアーケードを軸に立ち並ぶのは、飲食店、古着屋、花屋、八百屋。日本の商店街らしい古くからある無秩序さが、この街には有りました

あそこにあったあの店が無い、あのケーキ店は相変わらず派手な店構えをしている

窓硝子の外の景色を眺めながら、何の気なしに私は、自分自身の記憶との答え合わせを行っていました

「あそこの店、限定プリンを三つ買って帰って冷蔵庫に置いておいたら、ルビィに二つ食べられましたっけ……」

必要の無い思い出も思い出しながらも、私の心の中の花びらが少しずつほどけていくような気がしました


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