ダイヤ「それは押し花の様に」
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2:名無しNIPPER
2019/05/25(土) 23:37:47.10 ID:9lPtmwgdO
固いベンチに腰を落ち着けていると、定刻より一分早くバスが到着しました

オレンジの塗装でピカピカに磨き上げられたその車に、乗り込み、紙で出来た整理券をもぎ取る

このバスの整理券というやつを、私は不思議に思っていた。紙で出来ているのにも関わらず硬貨と共に無造作に入れてもしっかりと機械が反応しているように見えます

中で機械が選別しているのか、はたまた運転手側からは見える様になっていいて、裏から超高速で視認しているのか……身近に根付いた謎が、私の頭の隅に取りつきました

「……まあ、後者はないでしょうね、おそらく」

自らの思考を自分で小突いていると、車内に響き渡るブザーの音と主にバスの扉が閉まり、ゆっくりと進みだしました


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