57:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 11:16:39.34 ID:YWfCY9A20
◆
――初めまして、どうぞよろしく……なんて言ってる場合じゃないか。見えてるんだよね? この字は香澄ちゃんのじゃないから、多分、もうひとりの私。もし全然違う人だったらごめんね。でも、私の考えてることが合ってるなら、あなたは入れ替わっちゃったもうひとりの山吹沙綾のはず。
見えてるなら、合ってるなら、返事をください。
机の上のメッセージに、なんとはなしに返事を書いた翌日だった。
斜陽の校舎に登校して、人もまばらな廊下を歩き、さびしい教室の自分の席に向かうと、そんなメッセージが書き記されていた。
沙綾は最初こそ悪戯か何かだと思った。
けれど、自分が知ってるポピパのみんなと一緒で、こっちの世界のポピパのみんなもそんな趣味の悪い悪戯をするような女の子ではないことはもう十分に分かっていた。だから彼女たちの仕業ではないだろう。
じゃあ、沙綾とポピパのメンバー以外に、この非現実的な入れ替わりを知っている人物って誰だろう。考えてみれば、すぐに当事者しかいないという答えにたどり着く。
だから沙綾も、そのメッセージに応える。
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