151:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 12:31:22.61 ID:YWfCY9A20
「無い物ねだりの尽きないタワゴト……なんだろうな、きっと」
サアヤはどこか懐かしむような口調で声を出す。
「タワゴト?」
さあやは首を傾げる。
「ほら、入れ替わっちゃう前の日に有咲ちゃんの蔵で遊んでたって言った……じゃなくて、書いたでしょ?」
「うん。確か……『もしも生まれ変わったら』みたいなことを話してたんだっけ」
「そうそう。その時にさ、普段の大人しい香澄ちゃんとギターを持ってキラキラしてる香澄ちゃん、どっちがいいかって有咲ちゃんが考えてて……それにりみちゃんがしたり顔で言ってたんだ」
瞳を閉じて、その日のことを思い出す。ふざけてじゃれあって、今度ライブやろうとか新曲はこんな風にしようなんて話をした日。“指をつなぎ始まったすべてを、私はもう二度と離さない。離したくない!”……そう思える、私にとってとても大切な、なんでもない日常。
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