117:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 12:04:41.84 ID:YWfCY9A20
――沙綾ちゃんへ。
まず一番に目に付いたのは、香澄の文字。改まった書き出しに、不甲斐ない自分を責めるようなことが書いてあるんじゃないだろうか、と不安になりながら、目を通していく。
――沙綾ちゃんは今、どうしていますか。元気にしてくれていたら嬉しいけど、もしかしたら元気じゃないかもって、沙綾ちゃんとは違う沙綾ちゃんに聞いて、何か出来ることがないかなって……それで、みんなにアドバイスを貰って、歌を作ったんだ。
覚えてるかな? 沙綾ちゃんたちが入れ替わっちゃう前の日に、みんなでたらればの話なんてしたよね。その時に言ってた歌、なんだけど……ちょっとだけテーマが変わったんだ。
これをね、今度のライブでやりたいって思ってる。みんなはいいよって言ってくれたから、あとは沙綾ちゃん次第なんだけど……音は届けられないけど、それでもわたしの気持ちが届けばいいなって思うんだ。
タイトルはまだ決まってないけど、これは泣き虫なわたしのこれまでと、これからの歌です。どうか、目を通して……一緒に演奏したいって思ってくれたら嬉しいな。
猫が尻尾を丸めたような可愛らしい文字。そのあとに、いつかに自分の部屋で見たような詩が編みこまれていた。
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