113:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/25(土) 12:02:13.27 ID:YWfCY9A20
昨日の朝一番に、沙綾の机の上を確認して、書かれていたメッセージ。香澄はその大親友からのメッセージを、なんの疑いもなく信じている。そして、動物的な勘というか、第六感というか……そういうものが、確かな予感を感じ取っている。
それは、今日、サアヤと共に教室に行けば、きっと何かがいい方向に変わっていってくれるような気がする……そんな予感。沙綾がアクションを起こして、それをもうひとりの香澄が受け取って、何かを届けてくれるんじゃないかっていう、確信めいた予感だ。
だから香澄はサアヤを誘って、いつもよりも早い時間に学校へ行こうと思ったのだった。
昨日のこと、ふたりの沙綾と連絡を取り合ったことを頭に思い浮かべていると、商店街についた。
晩秋早朝の商店街はどこか寒々としていたけれど、香澄は強い足取りでやまぶきベーカリーを目指す。
そうして歩を進めていると、すぐに目的地へたどり着いて、軒先に見慣れた姿を見つけた。その姿に駆け寄る。
「おはよっ、サーヤ!」
まだ眠りについてるような商店街を呼び覚ますように、元気にサアヤへ声をかけた。
「ああ、うん……おはよ」
サアヤは香澄の方を見やって、暗いトーンで挨拶を返す。そしてぎこちなく笑った。
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