42:名無しNIPPER
2019/05/24(金) 22:30:38.86 ID:ERzHuNUU0
◆◆◆
凛世ちゃんはいつもの和服姿で、事務所のソファーに座って折り紙をしていた。細い指で丁寧に折り曲げられていく紙は、平面から立体的な生き物へと昇華していく。雅に作られた鶴の折り紙は、彼女によって生命を吹きかけられたようだ。
「智代子さん……おはようございます」
私に気付いた凛世ちゃんは顔を上げ目元を緩ませ微笑んだ。
「おはよっ、凛世ちゃん」
「智代子さんは……今日も快活で元気がもらえます……」
「そ、そうかな……? えへへ」
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