千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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94: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/12(日) 22:27:21.67 ID:DoNfZkVt0

凛「龍の咆哮……? でも、いつもと全然音が違う……これって……」


──prrrrrr!!!!!

突然鳴り出すポケギアに出る。


天文所職員『所長! 聴こえてますか!?』

凛「……うん、麓のホシゾラシティでも聴こえてるよ」


しかもその天を劈く音は、どんどんと降りてきている気がする。


天文所職員『音が大きくなるに連れて、反応も大きくなっているんですが……!!』

凛「反応……? なんの反応?」

天文所職員『巨大なドラゴンポケモンのエネルギー反応です……!!』

凛「……!? ……まさか、この音……そのポケモンの啼き声なの……?」





    *    *    *






──セキレイシティ東、9番道路上空。

カイリューに乗ったまま、フソウ〜セキレイのルートの巡回をしていた私──ツバサは、


 「────キリュリリュリシィィッ──!!!!!」


突然天から降って来た、この啼き声を聴いて、海未さんに連絡を飛ばしていた。


ツバサ「海未さん……この音、そっちでも聴こえてる?」

海未『はい。恐らく、地方中に響いています』

ツバサ「……これ、何? 音ノ木のメテノの爆発──『龍の咆哮』とは全然音が違う……聞いたこともないような音なんだけど」

海未『……私は、これと同じ音──いえ声を、昔聞いたことがあります』

ツバサ「……! 本当!?」

海未『……はい。これは、恐らく──』


海未さんが正体を言おうとした、そのときだった。

私の背後から、大きなドラゴンのようなポケモンが通り過ぎて──


ツバサ「!?」


そのまま、音ノ木の方へ向かっていく。

そのポケモンの背中には、自分と同じくらいの年頃の女性の後姿。

そして彼女を載せているオレンジの体躯のポケモンは──。


ツバサ「……リザードン!? まさか……!!」


私はカイリューに指示を出し、猛スピードで発進する。





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