千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/12(日) 17:54:40.50 ID:DoNfZkVt0
ルビィ「理亞ちゃんは……!!! わたしが勝って、わたしが止める……っ!!!!」
「バ、シャァァァァァーーーーモッ!!!!!!!!」
バシャーモも同様に、燃え盛る炎熱を発する。
──恐らく次が最後の攻撃になる。そんな予感がした。
ルビィ「お姉ちゃん……!! 力を貸して──!!」
ルビィはポケットから──旅立ちのあの日に、お姉ちゃんから貰った“ほのおのジュエル”を取り出して、傍らのバシャーモに投げ渡す。
「バ、シャモォッ!!!!!!」
ジュエルを受け取った、バシャーモをそれを拳に握り込み、割り砕く。
輝石が砕け、散った輝きが──そのまま、バシャーモの炎のオーラを爆発的に増強させ、脚にとてつもない大きさの炎を宿す。
ルビィ「──これで、最後だよ……!!」
理亞「……決めようじゃない……どっちが正しいか……!!」
ルビィ「お互い譲れないから……!!!」
理亞「……戦って決めるしか……ないっ!!!! 最後に立ってた方が……正義だ!!!!」
ルビィ「バシャーモッ!!!!!!」
理亞「オニゴーリッ!!!!!」
お互いの声と共に、
「バ、シャァァァァーーーーーモッ!!!!!!!!」
「ゴォォォォォーーーリッ!!!!!!!!!!!」
更に一段階、強化された炎のオーラと氷のオーラが──ぶつかり合う……!!
理亞「オニゴーリッ!!!!!! “ふぶき”ッ!!!!!!!」
「ゴオオオォオォォォォォォォォーーーーーーーーリィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オニゴーリから最大級の冷気が放たれる。
それを迎え撃つように、
ルビィ「バシャーモッ!!!!! “ブレイズキック”ッ!!!!!!!」
「バ、シャァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーモッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシャーモが爆炎を宿した、左脚を薙ぐ。
理亞「凍り付けえぇぇぇぇぇぇッ!!!!!!!!!」
ルビィ「いっけぇぇーーーーーッ!!!!!!!!!!」
巨大な寒波が、迫る。
それを爆熱と爆炎が、迎え撃つ。
──灼熱と吹雪がぶつかり合い。爆ぜる。
お互いの攻撃が鍔競り合う。
「バシャッ……ッ!!!!!」
だが、ある一瞬を境に、バシャーモの炎が僅かに翳りを見せる。
──火力が足りない。
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