千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/12(日) 17:53:16.92 ID:DoNfZkVt0
ルビィ「アブリボン!! “かふんだんご”!!」
「アブリリリッ!!!!!」
吹っ飛ばされたルビィたちを追いかけるように下降してきた、アブリボンが仲間用に作った“かぶんだんご”でドンカラスを回復させ、それを確認してからドンカラスをすぐにボールに戻す。
ドンカラスが動けなくなったら、ルビィの一切の飛行手段が絶たれてしまう。それは回避しなくちゃいけない。
──が、これは悪手だった。
理亞「全て……凍り付け……!!! オニゴーリ!!! “はかいこうせん”!!!!!」
「ゴォォォォォォリィィィィィィ!!!!!!!!!!!」
ルビィ「!?」
回復の隙に、上空から、メガオニゴーリが“フリーズスキン”によって強化した、全てを凍らせる破壊の閃光を発射する。
──防御……!? 間に合わない……!!
ルビィは弾けるように飛び出して、バシャーモの元へ──
理亞「……あああぁあぁぁぁぁぁッ!!!!!!!」
理亞ちゃんの気合いの咆哮と共に、“はかいこうせん”が着弾し、辺りが一気に凍りつく。
ルビィ「──……!!!」
──野太い大出力の“はかいこうせん”は着弾と共に、床の上を一気に拡がり、一面を一瞬で氷の世界に閉じ込めた。
「シャーモッ……!!!」
全身から炎を発する、バシャーモを除く、全てを……。
──ガァァァァンッ!!!!!
大きな音を立てて、
「ゴォォォォォォリ!!!!!!!!」
オニゴーリが自ら作り上げた氷の世界の床に着地する。
ルビィ「はぁ……はぁ……っ……」
理亞「はぁ……はぁ……っ……」
オニゴーリのすぐ後ろで、理亞ちゃんがクロバットをボールに戻し、飛び降りて、ルビィと同じように息を切らせている。
理亞「……はぁ……っ……はぁ……。……やる……じゃない……っ……」
ルビィ「は……はぁ……っ……、理亞ちゃんも……っ……!!」
理亞「……ふふ……生意気……!!」
理亞ちゃんはそう言って、何故だか笑う。
お互いの全てを懸けた、最後の戦いなのに。
ルビィ「……ふふ……」
──そこで気付いた。ルビィも笑っていた。
理亞「……最後は、私が……勝つ……!! ねえさまのために……私は……!!!」
「ゴォォォォォォォ──!!!!!」
理亞ちゃんの気合いと共に、オニゴーリが一段と強力な冷気のオーラを放ち始める。
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