千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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6: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/11(土) 14:08:07.79 ID:XqTkDbxP0

私はすぐさま、視線を前方の敵へと戻す。


 「ディァァァ──」

鞠莉・果南「「!!」」


今度はディアルガが、僅かに開いた口に青白いエネルギーを収束している姿。


ダイヤ「ハガネール!!! メガシンカですわ!!!」

 「ンネェェーーーーールッ!!!!!!」


ダイヤの声と共に、光り輝くハガネールが地中から飛び出し、ディアルガの身体に巻き付いていく。


ダイヤ「“たたきつける”!!」

 「ンネェーーーーーールッッッ!!!!!!!」


メガハガネールが引き摺り落とすように、ディアルガを押し倒すと、


 「ディア──ガァァァァァ!!!!!」


ディアルガの顔が、その拍子に上の方を向き、収束したエネルギーは天井に向かって暴発する。


ダイヤ「鞠莉さんっ!! 果南さんっ!! 伏せてくださいっ!!」

果南「!! 鞠莉っ!!」

鞠莉「!」


ダイヤの大声を聞いて、果南が再びわたしに覆いかぶさってくる。

──────。

天井に向かって一閃する青白い光は、聞いたこともない、形容するのも難しい、不可思議な轟音を響かせながら、天井を貫く。

空気が軋み、岩石が消滅し、その衝撃が地面を転がるわたしたちの元まで届いてくる。

これが、時空すらも歪めると言われるディアルガの最強の一撃──“ときのほうこう”……!!

ディアルガからのエネルギー放射が止まると──

攻撃を受けた天井の岩肌は、まるで最初からそういう形だったかのように刳り貫かれ、その穴の遠くには小さく空が見えていた。


果南「じ、冗談みたいな威力……!!」

ダイヤ「鞠莉さん!! 果南さん!!」

鞠莉・果南「「!!」」


再びダイヤの声に視線を戻すと、


 「バァァァーーーール!!!!!!」


パルキアが暴れたまま、乱暴に尻尾を振るい、その衝撃波が迫っているところだった。


鞠莉「っ!! スターブライト号!!」
 「ヒヒィーーーンッ!!!!!!!」


咄嗟に、ギャロップのスターブライト号を繰り出し、果南の手を引き、半ば無理矢理、騎乗して走り出す。


果南「っ!!」


間一髪で、“アクアテール”の衝撃波から、逃れるが……。



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