千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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430: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/18(土) 00:13:17.19 ID:x2+V1vVn0

■FINAL Chapter 『でんどういり』





あのあと、ボロボロになった私たちは、戦闘後しばらくしてからチャンピオンの間に上って来た海未師匠の応急処置を受けて、やっとまともに動ける状態になりました。

それが、あの戦闘から半日経ってからのこと──


海未「本当に……ボロボロですね」


もはや元の原型がなくなってしまったフィールドを見て、海未師匠が肩を竦める。


果南「全くね……ま、私にはもう関係ないし」

海未「……淡白な物言いですね」

果南「“チャンピオンの間”は……もう新チャンピオンのものだからね」

千歌「え……いらない……」

果南「まあまあ、そう言わないの」


果南ちゃんはそう言いながらケラケラ笑う。


千歌「いやでも……もうただの瓦礫の山だし……」

果南「千歌がやったんじゃん」

千歌「いや、そうだけどさ……」

果南「それより、行こうか」

千歌「? 行く? どこに?」

果南「あそこ」


果南ちゃんが指差す先──ここチャンピオンの間の最奥から、更に上に続く階段。


果南「……あの先に、殿堂入りの間がある」

千歌「殿堂入りの間……」

果南「あそこで、千歌と、一緒に戦い抜いたポケモンたちを永遠に記録する」

千歌「!! ……うん……!」


私は殿堂入りの間に向かって、足を踏み出そうとしたとき、海未師匠がその場に棒立ちなのに気付き、


千歌「海未師匠は……?」


思わず訊ねてしまう。


海未「“殿堂入りの間”は歴代チャンピオンしか足を踏み入れることは出来ません。ここで待っていますよ」

千歌「そっか……行って来ます」


私はそう行って、階段を歩き出す。



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