千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/17(金) 23:41:20.21 ID:dd6+2abs0
間一髪のところでルカリオはその場を離脱する。
──バガンッ!!! とド派手な音を立てて、ギャラドスが突っ込んだ地面は、
千歌「ひ、ひぇ!!?」
とてつもない威力の頭突きによって、綺麗な縦穴が完成する。
「ギャシャァァァァァアァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!」
怒り狂うギャラドスは、すぐさまルカリオを追って飛び出す。
千歌「く……あれヤバイ!! 当たったら終わりだ……!!」
私もルカリオを追って走りだす。
その横で私と同じように果南ちゃんが併走してくる。
果南「ギャラドスーーー!!! “アクアテール”!!!!」
「ギャシャァァァァァァァーーーー!!!!!!!!!!!」
ギャラドスが、大きな尻尾で広範囲を薙ぐ。
千歌「!? ルカリオ!! ジャンプ!!」
「グゥォッ!!!!!」
ルカリオはどうにかジャンプをして回避するが、
千歌「指示聞こえてるの!!? あれで!!?」
果南「ま、大雑把な指示しか出来ないけどね」
果南ちゃんが得意気に笑いながら、鼻を鳴らす。
ただ怒り狂って暴れてるだけなら、どうにか怒りが収まるまで逃げ回ればいいと思ってたけど……。
大雑把でも、指示を聞けるなら話は別だ。
どこかで何かしらの攻撃が当たってしまう可能性が高い。
となると──
千歌「殴り勝つしかない!!! ルカリオ!!!」
「グゥォッ!!!!!!!!!」
逃げ回るルカリオが、地面を踏みしめ、再び跳躍する。
身を捻りながら、背後に迫るギャラドスに膝を突き出す──
千歌「“とびひざげり”!!!!」
「グゥォッ!!!!!!!!」
思いっきり振るった膝蹴りが、ギャラドスの眉間に直撃する。
「ギシャァァァァァァッ!!!!!!!!!!」
ギャラドスは耳を劈くような鳴き声をあげる──が、
怯んでない。
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