千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/17(金) 14:15:26.08 ID:dd6+2abs0
にこ「……正確には、戦闘不能じゃないけど……上顎を吹っ飛ばされてるし、とてもじゃないけど、戦闘続行は出来ないわね。マリルリ、クチート、ニンフィア。わたしの手持ちは全て戦闘不能よ」
千歌「……じゃあ!!」
にこ「ええ、千歌。あなたの勝ちよ」
千歌「ぅやったーー!! ルガルガン! ルカリオ! フローゼル! 皆よくやったよー!!!」
「ワォーンッ」「グォ」「ゼルーー」
3匹を抱き寄せる。
にこ「……まさかストレート負けするとはね……。ホントに強くなってここまで辿り着いたのね」
千歌「えへへ……」
にこ「……負けたのは悔しいけど……ま、最後にちゃんと戦うことが出来てよかったわ」
──と、にこさんが意味深なことを言う。
千歌「最後……? どういうことですか?」
にこ「あー……えっとね、わたし……近いうちに四天王をやめようと思ってるの」
千歌「……え!? なんでですか!?」
確かに今回のバトルの結果は私が3匹を残してのストレート勝ちだったとは言え、にこさんは紛れもない実力者なのには変わりないはず……。
にこ「あーいや、強さの問題じゃなくてね。グレイブ団の異変の間、結局わたしはダリアシティに付きっ切りで他の四天王みたいに地方全体の警護の仕事が出来なかったのよ。それで思ったのよ、まだダリアのジムをこころとここあに任せるのは早かったかなって……」
千歌「そ、そうですか……?」
こころちゃんとここあちゃんも相当手強かった記憶があるんだけど……。
にこ「強さよりも……単純に経験がね。ゴーストポケモンの撃退こそ問題なかったものの、街の人の避難誘導とかは、お世辞にもうまく出来てたとは言いがたかったのよ」
千歌「……なるほど」
確かにあの二人はかなり騒がしかったし、そういう誘導指示とかはうまく出来なさそうかも。
にこ「だから、にこがダリアのジムリーダーに戻って……その後どうするかをもう少し慎重に考えようと思ってね」
千歌「戻って……ってことは、にこさん昔はジムリーダーだったんですね」
にこ「ええ。後任は任せてくれって二人が言うから、ダリアのジムリーダーから、四天王に昇格したんだけどね。でも、やっぱり街の皆をちゃんと守れてこそだもの……」
千歌「そっか……」
ジムリーダーは街の人たちを守る役割もあるから、そういうことなら仕方ないのか……。
にこ「……ま、二人がもっと成長して大人になったら戻ってくるかもしれないから」
そう言いながら、にこさんは肩を竦める。
にこ「なにはともあれ……四天王一人目突破よ」
千歌「! はい!!」
にこ「にこの後ろにワープ装置がある。そこから、最初の広場に戻れるわ。次の部屋も頑張りなさいよ」
千歌「はい!!」
にこさんからの激励を受けて──私は次なる四天王との戦いに挑みます。
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