千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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◆tdNJrUZxQg
[saga]
2019/05/17(金) 13:56:32.62 ID:dd6+2abs0
──扉の向こうにはポケモンジムでも見慣れたバトルスペースが拡がっていた。
ただ、その内装は非常にファンシーでピンク色が溢れている。
私はゆっくりと奥へと歩を進めると──奥に人影があった。
「……やっと来たみたいね」
千歌「……え」
私に声を掛けてくるその人には……見覚えがあった。
千歌「にこさん……?」
にこ「ええ、久しぶりね、千歌」
千歌「?? どうして、にこさんがここに?? ここ、ポケモンリーグですよ?」
にこ「……あー、えーとね」
千歌「??? ここって四天王しか居ないんですよね??」
にこ「そうよ。つまり、そういうことよ」
千歌「……? どゆこと?」
にこ「……はぁ、あんたホントおばかなんだから……」
千歌「え、ご、ごめんなさい……」
にこ「わたしがその四天王の一人よ」
千歌「……え?」
一瞬ポカーンとしてから、
千歌「え!?」
驚く。
にこ「だから、ちゃんと勉強しておきなさいって言ったじゃないの……まあ、ここまで辿り着けたわけだし、別にいいけど。とにもかくにも、ここまで来たらやることは一つ、バトルのみよ」
にこさんはそう言って、6つのボールを放る。
「クチ」「マリ」「フィー」「キッスゥ」「ミミッキュ」「クレフィー」
にこ「じゃあ、バトルルールの説明をするわね。確認するけど、この部屋が最初の挑戦?」
千歌「は、はい!」
にこ「わかった。最初に説明しておくと、このバトルルールは四天王全員で共通ルールだから忘れないようにしなさいよ」
千歌「はーい」
にこ「ここポケモンリーグでのルールは最初に6匹を見せ合って、そのあとにお互い3匹選出ポケモンを決めてから戦うわ。つまり使用ポケモンは3体。3体全てが先に戦闘不能になった方が負けよ。一度3匹のポケモンを決めたら戦闘中選ばなかった3匹と入れ替えることは出来ない。だけど、その3匹の中でだったら、一匹ずつ出しても、同時に出しても、いつ交換しても構わないわ」
まずお互い6匹を見せ合うってことは、こっちも全部手持ちを出さないといけないだろう。
私は6個のボールからポケモンを出す。
「バクフ」「ワッフ」「ピィィ」「ワォン」「グォ」「ゼル」
にこ「バクフーン、トリミアン、ムクホーク、ルガルガン、ルカリオ、フローゼルね。ちなみに、にこの手持ちはクチート、マリルリ、ニンフィア、トゲキッス、ミミッキュ、クレッフィの6匹よ」
千歌「はい! わかりました!」
にこ「じゃあ、全員ボールに戻してから……トレーナースペースに後ろの方に台座があるでしょ」
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