千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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282: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/15(水) 16:01:02.48 ID:YHpk3Rh50


──カランカラン。

ドアを押し開けると、小気味の良いベルの音が自分の来店を知らせる。


 「いらっしゃいませ」


わたしはそのまま、奥に歩いて──カウンター席に腰を降ろす。


ことり「──こんばんは」

マスター「ことりさん……お久しぶりです」

ことり「お久しぶりです♪ ちょっと今日は酔いたい気分なんで……強めのカクテル作ってもらっていいですか?」

マスター「珍しいですね……畏まりました」


マスターにお願いをしてから、横を見ると──


あんじゅ「……ことりがここに来るなんて珍しいわね」


あんじゅちゃんが赤ワインを嗜んでいた。


ことり「そうだねぇ……前に一緒に飲んだのって、結構前かもね。あんじゅちゃんも今日はカクテルじゃないの珍しいね?」

あんじゅ「酔いたい気分だったのよ」

ことり「ふふ……そっか。志満ちゃんは?」

あんじゅ「あー……志満なら、そこ」

ことり「……そこ?」


言われて、あんじゅちゃんの向こう側を見ると、


志満「……うー……」


机に突っ伏している、志満ちゃんの姿があった。


ことり「気付かなかった……」

あんじゅ「ま、もう潰れてテーブルと同化してるからね。しょうがないわ」

ことり「あはは……」

マスター「──どうぞ」


そんな話をしていたら、マスターが出来上がったカクテルを出してくれる。


ことり「あ。ありがとうございます〜」


カクテルグラスを持って、あんじゅちゃんの方に差し出す。


あんじゅ「……飲みかけだけど?」

ことり「まあ……細かいことは、今日はもういいかなって」

あんじゅ「……それもそうね」

ことり・あんじゅ「「乾杯」」



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