千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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234: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/15(水) 03:23:33.55 ID:YHpk3Rh50

ことり「“おんがえし”はポケモンがトレーナーのことを信頼している程に威力を増す技……あれだけの威力を見せられたら、もう疑うことなんて出来ないね」

梨子「ことりさん……」

ことり「梨子ちゃんとポケモンたちの絆は……本物だよ」

梨子「……はい!」
 「ガニュッ!!」

ことり「ふふ、メガニウムもとっても幸せそうだね……」

 「ガニュッ」

ことり「梨子ちゃん」


ことりさんが私のことを真っ直ぐ見つめて名前を呼ぶ。


梨子「は、はい!!」

ことり「ここまで歩いてきた努力と、ポケモンたちとの揺るぎない信頼関係、そして疑いようのない実力を認め、あなたにこの──“ハミングバッジ”を進呈します」


ことりさんから差し出される、この地方での最後のバッジ。


梨子「はい!!」


私は力強く返事をしながら、そのバッジを受け取ったのだった。





    *    *    *





ことり「結局……全部ことりの取り越し苦労だったみたいだね」


ことりさんは恥ずかしそうに言う。


梨子「そんなことないです……あのとき、ことりさんに言われなかったら……私本当に大切なものを見落としたまま、この旅を終えていたと思います」


こんな素敵な景色に、世界に、経験に……そして、何よりも仲間たちにも気付かずに、だ。


梨子「今は……すごく素直に世界を見つめられてる気がします」

ことり「……そっか」

梨子「だから、ことりさん……!」


私はことりさんに礼を言おうと改めて向き直って──


ことり「梨子ちゃん」


──と、思ったらことりさんは私を抱きしめて、


ことり「ありがとう……」


そう言う。



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