千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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228: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/15(水) 03:15:31.62 ID:YHpk3Rh50

ことり「……ことりの最後のポケモン──この子はわたしが旅に出るときに、最初に貰ったポケモン。一番大切なパートナーだよ」

梨子「……!」

ことり「行くよ!! ジュナイパー!!」


ボールが放られる。ボールからポケモンが飛び出した、と思ったら──


梨子「!?」


飛び出したポケモンの影が一瞬で掻き消える。


梨子「上!?」


先ほどのバルジーナ同様、一気に上昇したのかと思い上を見るが──

上空には文字通り、敵の影も形もない。

でも、なんらかの方法で姿を隠してるのは間違いないんだ。


梨子「“すなかけ”!!」

 「ヴォッフッ!!!!!」


フィールドを掘り、作り出した砂を辺りにばら撒く。

これで少しだけでも視界を奪って、次の攻撃に備える……!!


ことり「ジュナイパー、落ち着いて、“みやぶる”で狙いを定めて」


──ユラリ。

突然、ムーランドの足元の影が揺れた。


梨子「!? し、下!?」

ことり「“ゴーストダイブ”!!」

 「ジュナイッ!!!!!」

 「ヴォッフッ!!!?」


足元の影から飛び出してきたジュナイパーは、そのまま“リーフブレード”でムーランドを切り裂いて、そのまま上昇する。


梨子「……っ!! “10まんボルト”!!」

 「ヴォッフッ!!!!!」


まだ空気中に残った電荷を掻き集めて、空へ逃げるジュナイパーに向かって電撃を放つ。

──だが、攻撃が当たると共にジュナイパーが掻き消える。


梨子「!?」


気付けば、空には数体のジュナイパーの姿。


梨子「今度は“かげぶんしん”……!」

 「ヴォッフ……!!!」


ムーランドが膝を折る。

もうどく状態が長い、そろそろ限界が近い。



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