千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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165: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/14(火) 12:28:10.30 ID:gM5+0Wds0

■Chapter079 『水晶湖の輪舞』 【SIDE Chika】





ウラノホシタウンから飛び立ち、


千歌「よっと……ありがと、ムクホーク」
 「ピィ」


私は一旦ローズタウンに降り立った。

目的地は更に東のクロユリシティだけど、せっかく近くを通るから、お見舞いがてら病院に寄っておこうと思って、ここで休憩を挟む。

ムクホークをボールに戻して、そのまま病院へと入っていく──。





    *    *    *





──聖良さんの病室。


千歌「……失礼しまーす」


面会許可を貰って、静かな室内に足を踏み入れる。


聖良「…………」

千歌「こんにちは、聖良さん」

聖良「…………」


もちろん、眠っている聖良さんから返事はない。

腕からは今も点滴の管が伸び、響くのは無機質なバイタルチェックの音だけ。

ただ、静かに胸があがったりさがったりしてる姿は彼女が確実に生きていることを示している。この光景の中で唯一安心できることだろうか。

一人ぼんやりと、静かに眠る聖良さんを見つめていると……。

背後のドアが開く。


ルビィ「あれ……千歌ちゃん」

理亞「……千歌?」


そこに居たのはルビィちゃんと理亞ちゃんだった。


千歌「二人とも、こんにちは。近くに寄ったからお見舞いに来たんだけど……」

理亞「そうなんだ……ありがとう」

千歌「ルビィちゃんと理亞ちゃんは一緒に居たんだね」

ルビィ「うん、理亞ちゃんとお昼ご飯食べてたんだ」

理亞「病院食は味気ないし……お昼はよくルビィと一緒に食べてる」

ルビィ「ルビィたち、食事に気を使う必要があるわけじゃないしね……」


二人はそう言って苦笑いする。

確かに私も数日間は病院食を出してもらってたけど……味が薄くて食べた気がしなかった記憶がある。

それはともかく、外食していたということは……。



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