千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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162: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/14(火) 00:28:45.38 ID:gM5+0Wds0

美渡「昔はオニスズメに追い回されて、泣きながら逃げてた千歌が……気付いたら世界の命運を握った戦いしてるんだもんな。笑っちゃうよ。私なんかゴーストポケモン追い払うのに必死だったのに」
 「ワフ」

美渡「……きっと、これからもっともっと千歌は強くなって、私が考えられないような場所に行って、いろんな経験するんだろうな」
 「ワフ」

美渡「そう考えると……ちょっとだけ寂しいな」
 「クゥン…」

美渡「……でも、千歌が望むなら、応援してやりたいよね」
 「ワフ」

千歌「……!」

美渡「……確かに寂しいけど……千歌が頑張ってるなら嬉しいし、それはいいことだから」
 「ワフ」

美渡「……なーんて、こんなこと、千歌には言えないけどな」

千歌「おねーちゃん」

美渡「っ!? ち、千歌!?」

千歌「どしたの? そんなにビックリして?」

美渡「い、今の話聞いてた?」

千歌「話? しいたけとお話してたの?」

美渡「い、いや……聞いてないならいい」

千歌「そう? それよりさ」

美渡「ん?」

千歌「明日になったら、また旅に出ちゃうから……たまには一緒にお風呂でも入らない?」

美渡「……は? お前、なんか変なものでも食ったか?」

千歌「たぶん、美渡姉と同じもの食べてると思うけど……」

美渡「拾い食い、好きだろ?」

千歌「どんなイメージなのそれ……とにかく、お風呂。一緒にはいろ」

美渡「……まあ、いいけど」

千歌「せっかくだし、志満姉も誘って姉妹で……いや、せっかく帰って来てるし、お母さんも」

美渡「え」

千歌「うぅん、ここまで来たらお父さんも一緒で、家族みんなでお風呂に入ろう!」

美渡「待て待て!! お父さんは勘弁しろ!!」

千歌「えー? でもお父さん仲間はずれにされたら絶対スネるよ?」

美渡「ぐっ……た、確かに……いや、でもダメだ! いい歳した娘が父親と一緒にお風呂はキツいって!!」

千歌「なんでもいいから、早くはいろーよー……あ、しいたけも洗ってあげるからおいで」
 「ワフ」

美渡「はいはい……」

千歌「うん♪」

美渡「……なんか、機嫌いいな」

千歌「そう? 気のせいじゃない?」

美渡「……まあ、なんでもいいけど……」


──月明かりに照らされる我が家で、たまには家族との団欒を楽しむのも悪くはないかなって、そんな風に感じた夜だったのでした。





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