千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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159: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/14(火) 00:22:21.64 ID:gM5+0Wds0


──ウラノホシタウン。


千歌「ふぁ……いい天気……」


私は我が家の屋根の上に寝転がって、日向ぼっこをしていた。

自宅療養期間中、特に問題らしい問題もなく。

明日にはまた旅立つことになっている。


美渡「千歌ーーー? どこだーーー?」


そんな私を呼ぶ声。


千歌「……美渡姉が呼んでる。行くべきか、行かざるべきか」


たぶん、旅館の手伝いだと思う。

せっかく可愛い妹が旅から帰って来てるというのに、人遣いの荒い姉だ。


千歌「こういうときは無視しよ、無視。私はりょーよーちゅーなんだから」


我ながら都合の良いときだけ、療養中と言い張っているなと思うけど、こうでもしないとせっかく休もうとしてるのに仕事でくたくたになってしまう。


美渡「お、しいたけ。千歌がどこいるか、知らない?」
 「ワフッ」

美渡「上……? また、屋根の上登ってんのか……オイ、バカチカー!!」

千歌「って、しいたけ!! 何教えちゃってるのさ!?」

 「ワフッ」

千歌「私と一緒に旅の中で築いた絆はなんだったんだ……くそぉ」

美渡「バカなこと言ってないで、早く降りてくるー!! お母さん待ってるよー!!」

千歌「へ……? お母さん?」





    *    *    *





言われて、部屋に降りてくると、


千歌「お母さん」

千歌ママ「千歌、久しぶりねー」


お母さんが部屋にいた。母は普段は遠方で仕事をしていることが多く、ほとんど旅館の仕事は二人の姉が切り盛りしているんだけど……。


千歌「どうしたの?」

千歌ママ「んー、千歌が旅から帰って来てるって聞いたから、顔でも見ておこうかなって」

千歌「ふーん……」

千歌ママ「冷たい反応ね……それに、志満がしばらく用事があって旅館を離れることになりそうって言うから、しばらくはこっちにいるつもりなのよ」

千歌「え? 志満姉が?」

千歌ママ「コンテスト……出るんだって」

千歌「そうなんだ……!」



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