千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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148: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/13(月) 13:02:48.52 ID:SDtZ71oz0


──……さて、あの事件から早くも1ヶ月が経過しようとしていました。

わたくしと鞠莉さんも、無事快復・退院をし、また故郷へと戻ってきていました。

そして、今日は鞠莉さんに呼ばれてオハラ研究所の鞠莉さんの部屋に訪れています。


ダイヤ「それで話とは?」

鞠莉「……あーうん、今回の見解を整理しておこうかなって思って」

ダイヤ「見解?」

鞠莉「……結局、伝説のポケモンと、彼らを制御する“たま”とは一体なんだったのかってこと」

ダイヤ「……あぁ」


鞠莉さんの自室には、大きな金庫のようなものが置いてあり……“こんごうだま”と“しらたま”は現在この中で厳重に保管されています。


鞠莉「……たぶん、製法に関しては聖良が見つけたものが答えだと思ってる」

ダイヤ「……答え……ですか」

鞠莉「もちろん抽出の方法とか細かい部分は、太古の時代に作られていたものとは違うだろうけどね……ただ、あれだけの力をあの小さな珠に籠める……と言う点に関しては合理的な方法だと思うわ。倫理的かはともかく」

ダイヤ「まあ、実際呼び出すことには成功してしまいましたからね……」


実際にパルキアもディアルガも姿を現してしまったし。結果として、鞠莉さんが二匹とも所持している。夢や幻などではなく、確実にそこに存在するポケモンを呼び出してしまったのだ。


ダイヤ「ですが……こうして、パルキアやディアルガを呼び出してしまった上に捕まえてしまってよかったんでしょうか? シンオウ地方は今神と呼ばれるポケモンが不在なのでは……」

鞠莉「あーそれなんだけどね……ちょっと興味深いことがあって」

ダイヤ「興味深いこと?」

鞠莉「ちょっとこれ見てくれる?」


そう言って鞠莉さんは机の上にあったパソコンの画面に、パルキアとディアルガの詳細データを表示する。

 『 パルキア  Lv.75 特性:テレパシー 性格:せっかち 個性:ちのけがおおい』
 『ディアルガ Lv.75 特性:テレパシー 性格:れいせい 個性:ぬけめがない』


鞠莉「これが、あの2匹の個体データなんだけど……」

ダイヤ「これが、どうかしたのですか……?」


確かにこれはあのときのパルキアとディアルガのデータだとは思いますが……。


鞠莉「特性……“テレパシー”よね」

ダイヤ「? はい」

鞠莉「あのあと、シンオウの伝説やら、ギンガ団の一見の調査報告とかを確認したんだけど……どの調書を見ても、パルキアもディアルガも、特性は“プレッシャー”だって言う結論しか導きだせなかったのよ」

ダイヤ「……え? じ、じゃあ、このパルキアとディアルガは……」

鞠莉「たぶん、シンオウの伝説のものとは別個体よ」

ダイヤ「そんなことが在り得るのですか……? 地方の神話が発祥とは言え、神と呼ばれるポケモンですわよ?」

鞠莉「わたしもそう思うけど……実際このポケモンたちは“テレパシー”を使ってたし」


……確かに実際わたくしたちは珠を通して、“テレパシー”で命令を送っていたわけですが。



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