「核のボタンを押してください!」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/05/10(金) 21:11:56.67 ID:rBcPHpC60

「核を……使うならもう、これ以上は……」

自身に言い聞かせるようにワカモトが呻る。

事態を静観していた全職員からの注目が彼の指先へと注がれている。

モニターには依然とカウントダウンの表示。

プレッシャーで息苦しくなったワカモトがゴクリと喉を鳴らした瞬間、

「どうした、ボタンを押さないのか?」

局長の声が背中を押した。

ワカモトの指先が吸い込まれるようにボタンに触れる。

次いで無機質な合成音声がミサイルを発射したことを施設内の全職員に告げた。

「ああ……!」

ワカモト含め、職員達の視線がモニターの変化に釘付けとなった。

誰ともなしに声が上がり、そこには新たなアイコンが表示された。

ミサイル。それが先程から映し出され続けていた巨大隕石の表示と今重なる。


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