「核のボタンを押してください!」
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3:名無しNIPPER[sage]
2019/05/10(金) 21:09:26.07 ID:rBcPHpC60

「だが使わん。いや、使えん」

「なぜです! 道徳的な問題なら――」

「ワカモト! それはな、僅かとは言え希望が残っているからだ。
丸一日に近い時間が残されているからだ。……故にボタンを押すのはまだ早い」

局長がモニターに表示されたカウント表示に目を向ける。ワカモトも追って視線をやった。

しばしの沈黙、誰も動かず、刻々と迫るタイムリミット。

「局長!」

言って、再び局長と向き合ったワカモトの手には鈍く輝く武器が握られていた。

躊躇している時間はもう無かった。こうなったら暴力的手段に訴えてでも自分がボタンを押してやる。

「僕は押します、僕が押します。もうこんな状況には耐えられない!」

局長のデスクへにじり寄り、凄むワカモトの手の中で武器が光る。


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