116: ◆sA2CpGLy66[saga]
2019/05/15(水) 23:43:00.01 ID:ox0T0oFz0
長波「し…失礼、します…」
第一「長波…!?」
長波「…ヒッ」
第一「おい!どういうことだ!説明しろ!」ガタッ
提督「暴行を受けた艦娘が長波だと言うことだ」
第一「なんだと…!?…いや待て、そもそも、だったら俺の所に持ってこないか!そいつは俺のだ!」
長波「……ぅ…」
三日月「…大丈夫ですよ」ボソ
長波「…ぁ、あぁ……」
提督「うるさい、お前が責任を持って第五鎮守府に何らかの行動を起こせばこんなことにはらなかったんだ」
第一「なんだと!」
大将「まあ、落ち着け、第一提督。君の気持ちはよくわかる。が、ここは、な?」
第一「く…」ストン
大将「で?どこに傷跡があると言うんだ?見たところ無傷のようだが」
提督「まあ、こういう場合は服の下が相場でしょうな」
大将「だったら、早く見せないか」
長波「………ぅぅ」
大将「おい。早くしろ」
提督「……申し訳ありませんが、彼女はまだ、心に深い傷を負っている。元帥の報告書にはしっかりと暴行を受けたと記されているんです。それで納得してくれ──」
大将「納得できるか!第五提督に虚偽の罪を被せる気か!」
提督「いえ、そのような」
大将「うるさい!早く見せろ!」
第三(こいつ頭おかしいんじゃないのかしら)
大将「そもそも、艦娘に心の傷だぁ?兵器には勿体ない傷だな。ええ?」
長波「………」
提督「…はぁ」
大将「どうした」
提督「すまないな。長波。少しだけ耐えてくれるか?」
長波「…大丈夫、だ。ちょっと、怖い…けど…」
提督「ごめんなぁ…。俺がもっと偉かったらこんな目に会うことはないのに…」
長波「…提督が、悪い訳じゃない…」
第一「…は?」
提督「そうか、でも、俺はつらいよ、長波…。お前は艦娘である前に一人の女の子なのに…」ポロポロ
長波「…ありがとう。その気持ちだけで…じゅうぶ──」
大将「おい!いつまでそんな三文芝居を続ける気か!馬鹿馬鹿しい!何が一人の女の子か!艦娘風情が!身の程を弁えろ!」
長波「……ぅ」
提督「…三日月」
三日月「はい。録音しています」
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