ぐだ男「アーサー王の死?」マシュ「はい先輩。」
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195: ◆/jG8XyHDyU[sage]
2019/05/12(日) 22:55:45.78 ID:nxOdqQw70

ランスロット「そんなことは、ございません!貴方のためでなく、自分のために私はギネヴィア様を愛したのです。
       むしろ、私は…、ギネヴィア様について、時に我が王に憎しみに近い感情すら…」

アルトリア「そうか。やはり貴方はいつもそうやって、私が本当にやりたかったことを、自らの本心でやってきて
      くれたのですね。」

ランスロット「…そのようなこと、おっしゃらないでください。私は裏切り者です。あなたの大切な甥や
       騎士達を自らの意思で殺めた不忠ものです。どうか、私を罰してください!」

アルトリア「あれも私に責があります。私はギネヴィアを処刑するかにあたり、私情を捨て己の立場に固執してしまった。
      私が私情を捨てたからこそ、あなたは私情に固執しなければならなかった。私が立場に固執したからこそ、
      あなたは己の立場を捨てざるをえなかった。本当に、罪深き役割を与えてしまった。」

アルトリア「全ては私が理想の王であろうとしたがゆえに歪みが発生した結果。
      その歪みをランスロット、今までずっとあなたに押し付けてしまいました。
      ランスロット許してくれ。そして、もしあなたがまだ私を王として認めてくれるなら、
      友と思ってくれるのならまた力を貸してください。」
      
ランスロット「…私こそ愚か者です!いつも己のことばかりを考え、王に自分の理想を押し付け、
       挙句己の名前ばかり高めてしまい、王の名誉すら傷つけ…こんな不忠者であっても、
       本当に我が王が、必要だとおっしゃられるのなら…」

アルトリア「ランスロット卿…ランスロット―!」

ランスロット「…我が王ー!」

ぐだ男「和睦として、ギネヴィア王妃を助命すること、ランスロット一味の喜びの城からの安全な城外退去が認められました。
    そして、アーサー王とランスロット卿はお互い仲直りをしようとしました。」


ガウェイン「そんな愚にもつかぬオチが許されるとでも思っているのですか?」



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